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医学部6年川崎恭兵さんが米国医師国家試験(USMLE)Step1に合格

本学医学部6年生の川崎恭兵さんが、米国医師国家試験※(USMLE)のStep1に合格しました。
川崎さんは将来米国で医師として勤務することを目指し、難関であるUSMLEに挑戦しています。

医学部6年 川崎 恭兵   ---------------------------------------
 私は高い技術や見識を持った医師として、日本の医療や患者さんへ貢献することを目指しています。そのためには、海外でも経験を積み、見識を広げ技術を高めることが大切ではないかと思い、1年次の頃から米国への留学を考えていました。
 6年次春学期のクリニカルクラークシップ※(診療参加型臨床実習)は海外でも実施できるので、私は米国のStony Brook Medical Centerを選択しました。実習では、患者さんへ直に問診をしたり、
指導医らに治療法をプレゼンテーションする機会をたくさんいただき、貴重な経験を積むことができました。
 この体験により、将来米国で医療経験を積みたいという思いが一層明確になりました。6年次は、日本の医師国家試験に向けた勉強で忙しくなるのですが、集中力を高め、12月のUSMLE Step1に向けて勉強を行い、何とか納得できる点数で合格することができました。USMLEは試験問題が全て英語であるという難しさは当然のこと、基礎医学の知識を元に、患者の症状を分析し、治療法を考察するなど、応用力が問われる点が特徴的です。私にとっては、米国での実習経験が試験対策に役立ち、さらにUSMLEの試験勉強が自然と日本の医師国家試験対策の補強になったので良かったです。また、同じ志をもった仲間達と出会い切磋琢磨することができました。
 これから医師を目指す同輩や後輩へも視野を広く持ち、できることなら世界へ向かってほしいと思います。私もこれからも研鑽を重ね、日本の医療や患者さんへ貢献できる医師を目指していきたいと思います。

2015.2.10

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※クリニカルクラークシップ
本学では、6年次に診療参加型臨床実習を行っており、国内のみならず海外の病院での実施も推奨しています。2014年度は前年度のほぼ倍にあたる25名がアメリカ、オーストラリアなどで実習しました。
※米国医師国家試験(USMLE)
アメリカでは医師になるためにUSMLE Step1、2、3の試験に合格する必要があります。
Step1では基礎医学の知識が主に問われ、Step2では臨床系の知識と技能が、Step3ではさらに踏み込んだ臨床系の知識が問われます。Step2に合格することで研修医として従事することができますが、臨床医療を行うには、Step3へ合格後、さらに州ごとの医師免許申請が必要となります。また、各Stepの合格点数が、研修医・臨床医になる際に重要となります。

右:川崎さん。実習先のBraverman医師と共に

右:川崎さん。実習先のBraverman医師と共に