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杏林大学 日英中トライリンガルキャンプを実施

 3月25日(水)〜26日(木)、八王子の大学セミナーハウスにおいて、杏林大学 日英中トライリンガルキャンプが一泊二日で実施され、高校生17名、高校の教員3名、本学在学生22名(チューターとして参加、うち7名は留学生)、本学教職員10名が参加しました。
 このキャンプは、平成26年度に本学が採択された文科省『大学教育再生加速プログラム(高大接続)』の取組の一貫として行われる短期集中プログラムであり、留学経験者や海外留学生を中心とする外国語学部の学生と国際志向の強い高校生とが学年や学校の枠を超えて交流し、日本語・英語・中国語の重要性を再確認することを目的としています。
初日はJR八王子駅南口に集合し、チャーターした大型観光バスに乗って大学セミナーハウスまで向かいました。
 到着後すぐ中央セミナー室に移動し、高校生はA〜Fの6チームに分かれ、北村講師より、2日間の日程のオリエンテーションを受けました。説明は全て英語で行われ、生徒たちは少し緊張した面持ちで聞き入っていました。その後外国語学部の藤田助教より、中国語の挨拶や基本的な表現を学び、生徒たちはその場で大きな声を出して練習し、中国語特有の四声を体験していました。

オリエンテーション

オリエンテーション

中国語にふれる

中国語にふれる

中国人留学生に英語で質問

中国人留学生に英語で質問

 そしていよいよ初日の大きなセッション、中国人留学生への英語を使ったインタビューの開始です。高校生たちは、各チーム毎に配置された留学生に「中国での高校生活について」英語でインタビューし、日本の高校との違いについて時間をかけてまとめ上げていきました。その際、側にはチューターである本学学生がチーム毎に付き、適確なアドバイスを加えていました。最終的にその違いを模造紙に書き込み、チーム毎に英語でプレゼンしていきました。高校生全員が自分の持てる英語力を駆使してプレゼンし、なかなか見ごたえのある発表ぶりでした。

学生チューターがアドバイス

学生チューターがアドバイス

英語でプレゼン  1

英語でプレゼン 1

英語でプレゼン  2

英語でプレゼン 2

 夕食を挟んで夜のセッションでは、まず英国オックスフォードに5ヶ月間語学留学した男子学生と、ニュージーランドクライストチャーチに1年間留学した女子学生がそれぞれ留学体験談を語った後、3人の留学生が中国人留学生から見た日本の面白さや自分の高校時代について語ってくれました。高校生からは、「留学に際し、どの程度の語学力があればよいのかその目安を教えてほしい」、「日本の高校に入っていたらどうなっていたと思うか?」等の質問が寄せられました。

夕食は全員食堂で

夕食は全員食堂で

留学体験を語る

留学体験を語る

中国人留学生の発表

中国人留学生の発表

 2日目はまず、稲垣教授より、杏林大学ルーブリックセルフチェックシートの記入方法について説明があり、その後実際にそのチェックシートに記入し仕上げるという作業が時間をかけて行われました。次に、高校生だけでグループを3つに再編成して、宝探しゲームのレクリェーションが行われました。生徒たちは、すっかり打ち解け生き生きとしてゲームを楽しんでいる様子でした。

ルーブリックに記入作業

ルーブリックに記入作業

参加者全員で

参加者全員で

 参加高校生からは、「英語漬けでとても緊張したけれども、他校の生徒と知り合いになれてよかった」、「中国語に初めて接することができてとても新鮮だった」などの感想が寄せられ、見学した高校教員からは、「とても充実した内容のキャンプだったので、次年度も継続して実施してほしい」、「生徒たちが真剣に取り組んでいる姿を見ることができとても感動した」という意見感想が述べられました。
 わずか一日半という短い日程でしたが、生徒たちは体調を崩すこともなく、充実したキャンプを実体験出来たようです。

2015. 3.30
<高大接続推進室>