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講演会「これからの女性の生き方 日・米の暮らしを体験して」

杏林大学「地(知)の拠点整備」事業/三鷹ネットワーク大学共催

「これからの女性の生き方
  日・米の暮らしを体験して」


講演者:坂本ロビン(杏林大学外国語学部長)

日時:平成27年9月12日(土)午後2時〜午後3時30分
場所:三鷹ネットワーク大学 教室ABC

■講演概要

子供たちが将来何になりたいか、文系・理系の大学生が就職したい企業などのランキングを見てみると、仕事や働くことに対する日本とアメリカ、男女の考えの違いが明らかになります。
さらに、働く女性の割合が高いヨーロッパの国々とアメリカや日本を含めたそうでない国との違いは、政策、教育などの点が影響していることなどが各国の経済と発展の調査資料からもわかっています。

世界経済フォーラムが発表する「世界男女格差指数(2013年)」で日本は136カ国中105位に位置しています。このデータから多くのことが読み取れますが、日本の女性のライフスタイル、子育て環境の実情なども大きく影響しており、介護についてもまた同じことが言えます。介護のための退職・転職、介護老人ホームへの入居待ちなど内閣統計局、厚生労働省のデータがその現状を裏付けています。
仕事、育児、介護については、日米で考え方、文化・習慣の違いとして明らかに異なります。

Career Women in Contemporary Japan として20代から50代の働く女性の仕事や生活に対する考えや気持ちを経験も含めて表しました。一概には言えませんが、仕事や家庭、人生に同じような思いをいだく女性は多いと推察します。

一方、夫婦、家族の関係や役割など家庭生活についても日米の差がみられます。
これからの女性の働き方や生き方を考えることは、女性にとっても男性にとってもよいことだと確信しています。

いまは、日本社会が成熟し、新しいステージに向かう時です。仕事とプライベートのより良いバランスを求めているのは男女問わないはずです。そのためには政府の補助も含め、何より私たち自身が共に変化を生み出すことが必要だと考えます。