保健学部、総合政策学部、外国語学部同窓会の合同企画で、「さよなら八王子キャンパス」セレモニーと展示が10月10日(土)、八王子キャンパスで行われました。
3学部の同窓生や教員OBなど約400人が集まったセレモニーは、11時からE棟402教室で行われ、司会進行は、学生支援センター長の内藤高雄 総合政策学部教授が務めました。
はじめに来賓祝辞として、松田博青学園長・理事長が挨拶に立ちました。松田理事長は、八王子キャンパス開校から今日に至るまで大学に関わられた全ての方々に感謝の意を述べ、「新しいキャンパスにおいても、優れた人格を持ち、人のために尽くすことの出来る国際的な人材を育成するという、教育理念を全うしていきます」と挨拶しました。
続いて松田剛明副理事長が大学を取り巻く環境に対応するためにキャンパス移転を決断したことなどを説明し、「今日は、皆さんにとっていろいろな思い出があるキャンパスを久しぶりに歩いていただきたい。そして来年4月に完成する井の頭キャンパスにも足を運んでほしい」と話しました。
跡見裕学長は、八王子キャンパスは、学び舎の名にふさわしい、すばらしい環境であるとしたうえで、「井の頭キャンパスでも学習環境はそのまま引き継がれ、来年50周年が杏林大学のさらなる発展の第一歩になると確信しています」と力強いメッセージを送りました。
このあと、内藤教授が、井の頭キャンパスの概要と工事の進捗をスライドを提示しながら説明し、3学部の同窓会長がそれぞれ挨拶をしました。
盛林秀一外国語学部同窓会長は、初代学部長の伊藤清司先生の言葉、「大学の真の評価は志願者数の多寡によって決まるのではなく、いかに優秀な卒業生を世に送り出すかにかかっています」を引用し、「私たちは杏林大学の卒業生であることを改めて自覚し、これからも杏林大学の発展のためにできることをしていきたい」と話しました。
鈴木雅博社会科学部・総合政策学部同窓会(杏門会)会長は、大学時代の思い出を振り返り、「人生のターニングポイントを過ごした八王子キャンパスがなくなるのは寂しいが、卒業生として杏林大学の文系学部を精一杯アピールしていきたい」と熱く語りました。
最後に、本セレモニーの主催者を代表して森田耕司保健学部同窓会(杏里会)会長が、キャンパスや周辺の懐かしい写真をスクリーンに映し出しながら八王子キャンパスの約四十年間を振り返り、「井の頭キャンパス移転後も、3学部同窓会は協力して大学を盛り上げていくので、卒業生の皆さまにはぜひご理解と協力をお願いしたい」と結びました。