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ナイチンゲールの灯を抱き、看護専門学校第40回生戴帽式を挙行

 医学部付属看護専門学校の第40回戴帽式が11月14日(土)、三鷹キャンパス松田記念館で厳かに行われ、2年生115名がキャンドルを手に献身への誓いを新たにしました。

 はじめに跡見裕学長から式辞として、「クリミアの天使と言われたナイチンゲールは近代看護教育の母として、患者へ献身的な看護を行いました。また、豊富な知識を活かし、科学的に分析し、統計学という学問の基礎を築いた人ともいわれています。皆さんも患者さんへの献身的な気持ちを持ちながら、常に勉学を忘れず、科学的な物の見方を身につけてください。患者さんは、年齢、重症度、性別などの違いはもちろん、個々に異なる生活史を持っています。多様性を認識し、理解し、共有することが看護の実践においてきわめて重要になります。そのためには、患者さんと、看護師同士、そして医療従事者との間で気持ちを通じ合わせることができるコミュニケーションを大切にしてください。実習先の杏林大学医学部付属病院は、救命救急センター等様々なセンターがあり、多様な患者さんが入院している日本でも有数の規模の病院です。実習を通して経験を積み、しっかり知識を身につけ、自分で考え行動できる看護師になってください。皆さんの前途を祝します」と祝福と激励の言葉が贈られました。

跡見学長

跡見学長

 この後、戴帽の儀が行われ、教員からナースキャップをつけてもらった戴帽生は一人ひとり壇上に上がり、ナイチンゲール像から“献身の心”を表わした火を自分のキャンドルへ灯し、ナイチンゲール誓詞を唱和し、献身への誓いを胸に刻みました。

 続いて、古賀良彦看護専門学校長が訓辞し、「皆さんに大切にしてもらいたいもの、それは帽子、校歌、ろうそくの灯です。皆さんが頭上に頂いた帽子は、教員と3年生の先輩達が立派な看護師になってほしいという願いを込めて作ったものです。その帽子を今後被ることはありませんが、皆さんを見守っている帽子をどうか大切に取って置いてください。本校の校歌には“うみやまを はるか往くとも ともしびを 明く照らさん”という歌詞があります。学生の間、そして看護師になってからも今日灯した火は行く末を照らし続け、励ましになるものだと思います」と述べました。
 また、沢井美穂看護専門学校杏会会長からは、祝辞と共に「戴帽式で胸に刻んだ看護師の原点をいつまでも心に留め、立派な看護師になってください」とエールが送られました。このあと祝電が紹介され、杏林大学医学部付属病院看護管理職会と看護専門学校同窓会から戴帽生代表に花束が贈呈されました。

古賀専門学校長

古賀専門学校長

沢井杏会会長

沢井杏会会長

花束贈呈

花束贈呈

 在校生代表として3年生高嶋裕史さんから、学びの多かった看護実習での経験が語られ、「実習では思い悩む事もあるかと思いますが、先生方や共に学ぶ仲間が自分の力になると思います。学びを深め、確かな技術を身につけ、患者さんの心に寄り添える看護師を目指してください」と励ましの言葉が贈られ、これを受けて戴帽生代表門脇敦子さんが、「家族や先生方、仲間の支えがあり、この日を迎えることができたと思います。9月の基礎看護学実習Ⅱでは、先生や現場の指導看護師、患者さんから色々学び、患者さんの喜ぶ顔を見てやりがいを感じました。常に基本に立ち返り、患者さんの基本的ニードをみたすことが看護師として大切であることを学びました。戴帽式の感動と戴いた帽子に宿る責任の重みを忘れることなく、看護学生として自分を磨き、患者さんに信頼される看護師になれるよう、頑張っていきます」と誓いのことばを述べました。
 最後に戴帽生と在校生で戴帽の歌を斉唱して式は閉会しました。

在校生代表高嶋さん

在校生代表高嶋さん

戴帽生代表門脇さん

戴帽生代表門脇さん

2015.11.17