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第5回杏林APラウンドテーブルを開催

 第5回杏林APラウンドテーブルが、平成27年12月21日(月)18:00より杏林大学医学部付属病院外来棟10階第2会議室で開催されました。
 当日は新たに都立武蔵村山高等学校が参加し、この他、聖徳学園高等学校、順天高等学校、都立青梅総合高等学校、関東国際高等学校、県立神奈川総合高等学校、大成高等学校、日出学園高等学校の計8校12名と杏林大学から学長、副学長以下、関係者12名が集まり活発な意見交換が交わされました。

 出席者の紹介と跡見裕学長の挨拶の後、稲垣大輔高大接続推進室長がまず「大学教育再生加速プログラム(AP)高大接続」の概要と今年度の実際の活動内容を説明し、新たに参加した高等学校関係者は本事業についての理解を深めました。

 その後、今回初参加の武蔵村山高校より、まず同校の概要と教育方針等の説明があり、続いて看護医療系希望の生徒が増えていることから、医療現場での見学・模擬体験やAED講習の実施、グローバル人材育成の観点から本学で実施している英語合宿やトライリンガルキャンプへの参加や、「グローバル企業の現状(仮題)」をテーマにした模擬講義の実施など、本学への要望が示されました。
 これに対し跡見学長は、「既にこのラウンドテーブルに参加されている高校からの要請を受け、高大連携という形で、医学部基礎医学教室での現場実習や海外留学前の本学保健学部での生物学DNA実習等が実施されています。全てのご要望にお応えできるというわけではありませんが、まずよく話し合ってできることから始めていきましょう」と答えました。

 次に本年3月に試作し、その後改良を施して高校側に試行してもらったルーブリックに話題が移りました。稲垣室長から、まず協力を快諾してくれた高校側にお礼の言葉が述べられました。続いてある高校から、「生徒からは、表現が難しく文章が多くてわかりにくいという感想がありました。もう少し高校生の視点に立ったものにしていただけると助かります」という感想が述べられました。続いて稲垣室長より、10月後半から11月末迄の土曜日計6回に渡り行われたIELTSの対策講座に計35名の関係高校生が受講し、滞りなく無事終了し、12月5日(土)に実施されたIELTSの検定試験を杏林大学生とともに受検したことが報告されました。 

 次に、ポール・スノードン副学長より、アドバンスト・プレイスメントの中身についてまず説明が行われました。そして、「これまでに近隣の大学7~8校をまわり、アドバンスト・プレイスメントの仕組みを整えるべく協力を呼びかけて来ました。幸い各校からは、比較的前向きな回答をいただいています。来る2月19日、本学で関係大学と文科省の専門職を招いてラウンドテーブル的な会合を開く予定です」と語りました。
 ある高校からは、「私どもの高校は単位制を取っており、生徒が自分で時間割を作成するようになっているので、必ずしも土曜日とか午後の5時限目の設定でなくても空いた時間帯に大学へ来て講義を受講することは可能だと思います」という心強い意見も出されました。

 また、坂本ロビン外国語学部長は、「この一年間で高校側との意見交換や講演、FD/SDによって高校教育や高校生について多くのことを学びました」と話しました。

 最後に、スノードン副学長の閉会の挨拶で、和やかな中にも活発な意見交換会が終了しました。
 なお、この杏林APラウンドテーブルは、次年度も3回開催する予定です。

                             

高大接続推進室 
2015.12.25