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医学部第三内科学教室 高橋信一教授の最終講義

 2016年3月をもって退任される高橋信一教授の最終講義が、久松理一教授の司会のもと3月3日(木)17時から三鷹キャンパスの大学院講堂で行われました。
 高橋教授は1976年に杏林大学医学部を一期生として卒業され、40年間にわたり杏林大学で診療、教育、研究に携わって来られ、杏林大学卒初の臨床系教授として活躍されました。最終講義のテーマは「ピロリ菌研究から学んだこと」と題して行われました。ハーバード大学留学時代に行った研究、ピロリ菌に関する研究・臨床について懇切丁寧に解説され、基礎・臨床の協力が基本であること、他施設共同という垣根を越えた研究の大切さをご教授頂きました。
 講義の後半では、本学建学の精神「眞善美の探究」の意味を解説され、さらに消化器内科診療科長、医療安全管理部長、内視鏡室長としての豊富な経験から「命に向き合う覚悟」の重要性を語られました。講義のあと、多くの関係者から次々とお祝いの花束が贈られ、真摯に患者さんと向き合い、真剣に後輩の指導・教育を行い、またコメディカルを大事にされてきた高橋教授の人柄がよく表れていた光景でした。

2016.3.29
医学部第三内科学教室 講師・医局長 徳永健吾