高齢医学教室の小原聡将医員が日本老年医学会に発表した論文「大脳白質病変を伴う軽度認知機能障害患者の高齢者総合機能評価における特徴」が、第23回 一般社団法人 老年医学会優秀論文賞に選ばれ、6月8日~10日に金沢で開催された第58回日本老年医学会学術総会で表彰されました。
本論文は、認知症の前段階の病態と考えられる軽度認知機能障害(mild cognitive impairment:MCI)の患者において、脳のMRI画像で認められる大脳白質病変の存在が身体的、精神心理的にどのような特徴を示すのか、また、その介護者の介護負担感の特徴を明らかにし、患者やその介護者への介入の可能性を提言した論文です。(日本老年医学会雑誌.52:399-410, 2015)