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医師への誓い新たに 白衣式を挙行

 新年度から始まる医学部新5年生の臨床実習を前に、白衣式が3月25日(土)三鷹キャンパス松田記念館で行われ、108名の学生が新しい白衣に袖を通して医師への道を歩む決意を新たにしました。
白衣式は、学生が先生から白衣をかけてもらい、誓いの言葉を全員で唱和して良き医師になることを誓うもので、1988年にアメリカでWhite coat ceremony(ホワイトコートセレモニー)として始まりました。本学では昨年に続いて今回が2回目です。

 式では始めに跡見 裕学長が「初めての病棟実習ということで不安もあるでしょうが、実体験は必ず役に立ちます。医師という職業はやりがいのあるものであり、患者さんをはじめ周囲の人たちの声に謙虚に耳を傾け、立派な医師になってください」と挨拶しました。
続いて、渡邊 卓医学部長が「これまでは間違っても先生に謝ればすみましたが、これからは環境や状況は全く異なります。何でも吸収し学ぼうという姿勢で決意を新たにし、よき医師をめざしてください」とはなむけの言葉を贈りました。
 また、岩下光利付属病院長は「患者さんは、医師の言葉で喜び、落胆し、怒りを覚えることもあります。たえず患者さんに気を配り、人間関係を学んで人として頼られる医師をめざしてください」とアドバイスしました。
 さらに、同窓会を代表して幾瀬 貫会長が「同窓会がお贈りしたこの白衣は、着ることにより医師の自覚を持っていただくものです。患者さんの顔をしっかり見て、その思いを汲み取るなど、自らの内容を磨いて白衣に恥じることのないよう努めてください」と励ましの言葉を贈りました。

 このあと白衣授与が行なわれ、訪れた保護者や教職員が見守るなか、出席した108名の学生が舞台に上がり、胸に「KYORIN UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE Student Doctor」のワッペンと個人の名前が刺繍で施された白衣を先生からかけてもらいました。
 白衣授与に続いて、世田谷区保健センター所長で昭和大学客員教授の中島宏昭氏が「職業としての医師から天職としての医師へ」と題して特別講演を行ない、医師をめざすものとしての心構えを説きました。
最後に学生全員で誓いの言葉を述べました。この言葉は「建学の精神の“眞・善・美の探究”を心に留め、社会に貢献することのできる医療人を目指し臨床実習に臨みます」と誓ったもので、学生全員で考えたということです。
 最後に医学部管弦楽団の演奏で全員で校歌を斉唱し、白衣式を終えました。

2017.3.27