医学部感染症学の神谷茂教授が会長を務める第50回日本無菌生物ノートバイオロジー学会総会(JAGG)と、第19回国際無菌生物学シンポジウム(ISG)それに第39回国際医学微生物生態学会(SOMED)を合わせた合同学会が、6月7日から4日間、東京・御茶ノ水の東京ガーデンパレスで開催され、それぞれの分野の最新知見が報告されました。
合同学会は記念講演1題、会長講演2題、シンポジウム5題、Free Paper Session 3題、ポスター発表23題により構成され、13カ国の外国人研究者30名を含む、計110名の研究者が参加しました。
会議ではノートバイオロジー(無菌動物に既知の微生物を感染させた動物を対象とした研究領域)、微生物生態学のみならず、腸内フローラ・マイクロバイオーム、腸管免疫、放射線医学、プロバイオティクス、バイオフィルムなどのテーマに関する最新知見を含む研究発表が相次ぎ、最終日まで海外の研究者と日本人研究者による活発な議論が行われました。
神谷茂教授は「優れた発表が行われ、本合同学会を機に、ノートバイオロジーおよび微生物生態学における研究が更に進展していくことを強く期待しています。会議の中日に開かれたCongress Dinnerでは松田博青理事長にご祝辞を賜り、感謝申し上げます」と話しています。