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総合政策・外国語学部合同授業で世界の衛生・環境・健康問題に取組む企業の特別講義

 6月19日(月)、「国際協力論」(総合政策学部)、「グローバル社会と国際社会」、「グローバルシチズンシップ論」(外国語学部)の3科目合同授業の中で、代島裕世氏(サラヤ株式会社取締役コミュニケーション本部本部長)による特別講義が開催されました。
 1970年代石油系合成洗剤による河川の汚染が社会問題となる中、サラヤが業界に先駆け環境に負担の少ないヤシノミ洗剤の販売を始めましたが、2004年に、サラヤは環境にやさしいといいながら、原料のアブラヤシのプランテーション拡大に伴い、野生のゾウやオラウータンの生息域を激減し、多くの野生動物の命を奪う事態に関わっているのではないかと報じられ不買運動の兆しが出てきたことを真摯に受け止め、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟、持続可能なパーム油と生物多様性保全に取組むことで企業利益も上昇したとの経緯を心揺さぶられる動画や写真等を交えてわかりやすくお話しいただきました。また2009年の新型インフルエンザ世界大流行を契機に、サラヤの本業である“いのちを守る手洗い”を世界に広めようと、ウガンダでユニセフを支援して「100万人手洗いプロジェクト」を開始、そこから日本品質のアルコール手指消毒剤を現地製造して医療機関に普及させるソーシャルビジネスへと発展した経緯を紹介していただきました。サラヤのアルコール手指消毒液が設置された病院では、感染症の発症数が激減、死亡率削減に貢献しており、特にウガンダでは、新習慣になったアルコール手指消毒のことを「サラヤしてる!」といわれるようにまでなったといった逸話もお話いただきました。また、こうした取組みは国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することにつながっているグローバルな取組みの一翼を担っているグッドプラクティスであることもわかりやすくお話しいただきました。
 お話の中で、私たちの生活は世界と密接につながっており、私たちの日常生活の中でどのような商品をどのような視点で選び購入するかといった消費行動でも社会をよりよく変える国際協力につながったり、逆に環境破壊等に加担することになったりするといった点についても語っていただきました。学生たちは、今回のご講義で新たな知見を得ただけでなく、自分たちの生き方を見直し、将来どのように社会貢献していくかについて考えるよい機会を得ることとなりました。

サラヤ㈱の商品

サラヤ㈱の商品

代島裕世氏(撮影地ウガンダ)

代島裕世氏(撮影地ウガンダ)

総合政策学部 准教授 川村真理
2017.06.21

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