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看護理論家ロイ博士と看護理論分析家フォーセット博士の講演会を開催

 この度、看護界において世界的にご活躍されております、看護理論家カリスタ・ロイ博士 、 看護理論分析家ジャクリーン・フォーセット博士の両先生が来日され、ロイ適応協会日本支部・杏林大学共催の講演会が9月7日に本学大学院講堂にて開催されました。
 開催に先立ち先生方は、理事長 松田博青先生、副理事長 松田剛明先生を表敬訪問され、和やかに歓談されました。また、表敬訪問後、看護学科看護学専攻の学生たちにより拍手と歓迎のスピーチで迎えられ、お二人の先生方もサプライズに大変お喜びになられ、学生たちを囲み写真撮影となりました。

 講演会には、学園内外から、看護教員、看護師、大学院生、学部生の方230名がご参加くださいました。講演は最初に先生方のレクチャーで始まり、最後に対談という形で進行いたしました。講演テーマは、ロイ博士「看護教育へのコミットメントと看護科学者になる選択」、フォーセット博士「先史時代から現代までの看護学の変遷と不確かさ、不穏、激変の時代への適応」でした。それぞれのこれまでの歩みとして、理論生成から現代に適応する理論として提示してきたプロセス、そして学問としての形を作り上げた経緯、また、看護理論分析を行い普及してきた背景、35年間ロイ看護論を分析し、どのように解釈し活用するのかについて話されました。

 お二人の先生はお互いに切磋琢磨する関係であり、理論の発展に貢献されてきたことが理解できるお話しでありました。本講演を通し日本における看護の探求として沢山のメッセージを頂きました。また、フォーセット博士は初来日であり、お二人の先生が対談という形でお話をされたことは、歴史に残るものであり感慨深い講演会となりました。
 残念ながらご参加が叶いませんでした皆様におかれましては、本講演会内容が後援頂きました医学書院より看護研究(11月下旬発行予定)に「Sr.Roy&Dr.Fawcett特集」として掲載されますので、そちらをご覧下さいますようお願い申し上げます。
 最後に、本講演会に後援頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。

左からロイ適応協会日本支部津波古教授、ロイ博士、フォーセット博士、日本赤十字看護大学筒井名誉教授

左からロイ適応協会日本支部津波古教授、ロイ博士、フォーセット博士、日本赤十字看護大学筒井名誉教授

左:中島教授、左二人目:松田理事長、右二人目:松田副理事長

左:中島教授、左二人目:松田理事長、右二人目:松田副理事長

2017.09.14
保健学部看護学科看護学専攻 教授 中島恵美子