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保健学部の2学生 人命救助で東京消防庁より消防総監感謝状を授与

8月13日、江戸川区総合文化センターで行われていた東京都大学吹奏楽部コンクールで、突然倒れた参加者の60代男性に対して、本学保健学部臨床工学科の2名の学生が救護措置などを行い、男性の一命をとりとめたとして、東京消防庁より消防総監感謝状が贈られました。

表彰されたのは、臨床工学科4年の鈴木玲佳さんと同学科2年の大山慶さんです。当日、2人は杏林大学吹奏楽団を代表して、コンクールの進行担当者として会場にいたところ、演奏を終えた参加者の一人が心肺停止の状態になりました。コンクールが続けられるなか、鈴木さんと大山さんは119番通報、AEDの装着・解析、人工呼吸および心臓マッサージなどを的確に行い、駆けつけた救急隊に男性を引き継ぎました。
救護の甲斐があり、現在男性は回復し、倒れる前と変わらぬ生活を送っているそうです。

表彰式は9月25日、大学関係者参列のもと、井の頭キャンパスで行われました。
式で挨拶に立った江戸川消防署の吉田由文署長は、「鈴木さんと大山さんが的確に行動したことで大切な命が救われました」と感謝の言葉を送りました。さらに2人が学んだことを行動に移した勇気をたたえるとともに、「日ごろの先生方の指導が、人命を救う場でしっかり発揮された」と同席した教員に謝意を表しました。
これを受け、大瀧純一保健学部長は「2人がとった立派な行動に、教員一同大変喜んでいます。これからも保健学部では人の命に向き合う教育をしっかりしていきます」と言葉を寄せました。


2017.9.25