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白衣式を挙行 医師への誓いを新たに

 新年度から始まる医学部新5年生の臨床実習を前に、白衣式が3月24日(土)三鷹キャンパス松田記念館で行われ、99名の学生が新しい白衣に袖を通して医師の道を歩む決意を新たにしました。
 白衣式は、学生が先生から白衣をかけてもらい、誓いの言葉を全員で唱和して良き医師になることを誓うもので、1988年にアメリカでWhite coat ceremony(ホワイトコートセレモニー)として始まりました。

 式では始めに跡見 裕学長が「これからの病棟実習は学ぶ場であると同時に、患者さんはもちろん、指導医や看護師、同僚などから評価される場でもあります。高い倫理性や人間性、説明責任と他人に尽くすことなど、いい医師になるためのプロフェショナリズムを体得してください」と挨拶しました。
 続いて、渡邊 卓医学部長が「これから身を置く場所は、建物は隣り合っていても環境や状況は全く異なります。不安や悩み、苦痛を抱える患者さんに誠実に接し、真摯に学ぶ姿勢を堅持して、よき医師をめざしてください」とはなむけの言葉を贈りました。
 また、岩下光利付属病院長は「プロフェッショナルとは、神と契りを交わした職業といわれます。貴い職につくことを胸に刻んで、医学知識ではなく心で患者さんを診るよう心がけてください」とアドバイスしました。
 さらに、同窓会を代表して幾瀬 貫会長が「同窓会がお贈りしたこの白衣は、着ることにより医師の自覚を持っていただくものです。患者さんは、白衣や大学病院に対して敬意を示されることをわきまえ、謙虚な気持ちでしっかりと向き合い、次のステップをめざしてください」と励ましの言葉を贈りました。

 このあと白衣授与が行なわれ、訪れた家族や教職員が見守るなか、出席した99名の学生が舞台に上がり、胸に「KYORIN UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE Student Doctor」のワッペンと個人の名前が刺繍で施された白衣を先生からかけてもらいました。
 白衣授与に続いて、世田谷区保健センター所長で昭和大学客員教授の中島宏昭氏が「医師・職業として、天職として」と題して特別講演を行ない、医師をめざすものとしての心構えを説きました。
最後に学生全員で誓いの言葉を述べました。この言葉は「建学の精神の“眞・善・美の探究”に則って、感謝、尊敬、思いやりの気持ちを忘れずに謙虚な姿勢で患者さんに寄り添い、寸暇を惜しんで真摯に学び続けます」と誓ったもので、学生全員で考えたということです。
 最後に医学部管弦楽団の演奏で全員で校歌を斉唱し、白衣式を終えました。