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「杏林大学病院はbest of bestである」 医学部第二内科学吉野秀朗教授最終講義

 3月15日に吉野秀朗教授の最終講義が三鷹キャンパスの大学院講堂で行われました。講義の前半では、『何故、ここにいるのか』、『何故、臨床循環器内科を選んだか』というご自分の経歴、研究内容についてお話されました。
 吉野教授は、1977年に慶応義塾大学医学部を卒業した後、慶應義塾大学医学部呼吸循環内科および留学先の米国Geisinger Clinic, Weis Center for Researchで心筋虚血の研究を行われました。その後、1990年に杏林大学医学部第二内科学教室に赴任され、2001年に杏林大学医学部第二内科学教室の主任教授に就任されました。杏林大学着任後は、CCUにおける救急医療を充実させ、急性心筋梗塞、冠攣縮性左室機能障害、大動脈解離に関しての臨床研究を行なって来られ、これらの経緯や研究結果を詳細にご教授いただきました。また、優れた臨床医になるための心得をお話しされ、救急医療を行っており、総合診療の知識技術が習得でき、トップレベルの診療が体験できる杏林大学病院はbest of bestである、とお話されました。
 病院内では、患者サービス室長、パス委員長を勤められ、また、他科と協力して周術期の循環器管理システムを確立されました。これらの経緯もあり、講義の後には、学生、看護師、コメディカル、他科の先生方など多くの方々より花束贈呈があり、最後の集合写真撮影も朗らかな笑い声が満ちる、大変暖かな雰囲気で終了致しました。
 吉野教授の臨床医、研究者、教育者として真摯に取り組んでこられた足跡と、周囲の人間を大切にする姿勢に改めて感動する素晴らしい最終講義でありました。

2018.04.11
医学部第二内科学教室 教授 坂田好美