5月10日から13日まで仙台で開催された第70回日本産科婦人科学会学術講演会で、産科婦人科学教室の渡邉百恵医員が優秀日本語演題賞を受賞しました。
受賞の演題は「卵巣内膜症性嚢胞における薬剤抵抗性に関する新規バイオマーカーのプロテオミクスによる探索」です。近年増加の傾向にあると言われている若年女性の卵巣内膜症性嚢胞は手術療法を行うべきか、薬物療法で保存的に治療するべきかの方針決定に難渋する事がありますが、本研究では、方針決定の判断目安となる治療抵抗性や癌化のリスクの高い、いわゆる「ハイリスクな症例」を抽出するための、新たなバイオマーカーとなるタンパクを解析した点が高く評価されての受賞となりました。
渡邉医員は受賞を受けて、「このような賞を頂くことができ大変光栄です。小林陽一教授をはじめとする諸先生方にご指導いただき感謝申し上げます。将来的に臨床に応用できるように、今後もさらに研究を深めていきたいと思います」と話しています。