来年4月18日から、東京・丸の内の東京国際フォーラムを会場に開催される第123回日本眼科学会総会の会長を本学眼科学の平形明人教授が務めます。
日本眼科学会は明治30年に設立された、日本では最も長い歴史を持つ臨床系の学会で、全国に1万5000人近い会員を有します。
会長の平形教授は、総会のテーマに「光の向こう」という言葉を掲げました。
これについて平形教授は「医療が進んでも、失明する患者さんもいますし、視力が回復しても満足しない方もいます。眼科医は、そういう方の希望の光になれるように様々な立場で臨床研究や基礎研究を行い、再生医療、人工視覚、ビッグデータ解析などを一歩一歩追究しています。そういう眼科医が一堂に会する本会を、各分野のイノベーションや先端技術を開発している先生方の共有する思いを大切にして、未来の光を見据えた学術集会にしたいという意味をこのテーマに込めました。その光の輪を広げるように、学会の国際化の流れも継承します。杏林大学が総会を担当する主管校になるのは初めてなので、眼科学教室をあげて準備を進め、大きな成果につながる場にしていきます」と話しています。