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船越医師が日本消化器病学会関東支部例会で研修医奨励賞

 本学医学部初期研修医の船越早織医師は、7月14日に東京千代田区の海運クラブで開催された第350回日本消化器病学会関東支部例会で研修医奨励賞を受賞しました。
 日本消化器病学会関東支部例会は、若手消化器病医の登竜門として開催され、優秀演題に対し奨励賞が授与されます。第350回の例会では、研修医セッションの演題が24題寄せられ、5名が奨励賞を受賞しました。
 船越医師は、「集学的治療が奏功しconversion surgeryを行った胆嚢癌の一例」と題し、切除不能であった胆嚢癌に対し施行した新規化学療法が奏功し、根治切除を施行できた症例を報告しました。
 胆嚢癌はいまだ予後不良な癌であり、化学療法奏功例に対する、化学療法と外科手術を組み合わせる「conversion surgery」も報告例が少なく、その有効性はいまだ議論の余地があります。この発表は新規化学療法を用いた胆嚢癌に対する集学的治療の成功例として報告しました。落ち着いた発表と質疑応答が高く評価され、今回の受賞となりました。
 受賞を受けて船越医師は、「初めての学会発表で緊張と不安の中、無事質疑応答までやり遂げることができ、このような賞をいただけたことを大変光栄に思います。ひとえに発表の機会をくださり、サポートしていただいた消化器外科の先生方のおかげと感謝しております。この結果に甘んじることなく、次のステップに向け邁進いたします」と話しています。

船越医師(左)<br>峯 徹哉日本消化器病学会関東支部長(東海大学消化器内科教授)と

船越医師(左)
峯 徹哉日本消化器病学会関東支部長(東海大学消化器内科教授)と

指導医の鈴木裕講師(左)小暮正晴助教(右)と

指導医の鈴木裕講師(左)小暮正晴助教(右)と

2018.07.19
医学部外科学教室(消化器外科)