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日本乳癌学会理事長に乳腺外科学の井本 滋教授が就任

 本学医学部外科学(乳腺)教室の井本 滋教授が、一般社団法人日本乳癌学会の理事長に就任しました。
 日本乳癌学会は、1964年に発足した乳癌研究会が楚となり、1993年に一般社団法人日本乳癌学会となりました。現在では約1万人の会員が所属する国内有数の学会です。
 日本での乳がんの患者数は年間で約10万人、この20年間で約2.5倍と増加傾向にあり、女性の30代から60代前半までの死亡原因のトップ*を占めています。(*2018年厚生労働省人口動態統計より)
 しかし、乳がんの検診率を見ると30%前後と、欧米や韓国などの70%台と比べ、まだまだ普及が遅れています。
 このため、5代目の理事長に就任した井本教授は、自らのミッションとして、まず「国民のだれもが、どこでも、安心して、質の保たれた乳がんの診療受けられる態勢の整備」を掲げています。その上で、喫緊の課題として、「乳がんの専門医はまだまだ多くなく、若手医師の育成や女性の医師が育児などのあとに職場に戻れるキャリアリターン制度のような環境整備が欠かせない」と指摘しています。特に専門医の充実を目指し、「2018年度に始まった新専門医制度の下、研修経験を重ねるためのセミナーやeラーニングの充実も進めたい」と強調しています。
 また、「遺伝子の特性に応じたゲノム医療や予防治療についても、学会の会員等の叡智を集結し、関連する学会・団体とも共同して一歩一歩進めていきたい」と語っています。
 学会での理事長挨拶はこちらから

<center>医学部外科学(乳腺)教室井本 滋教授</center>

医学部外科学(乳腺)教室井本 滋教授

2018.08.14