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大学院の桶田璃緒さん,アジア核医学技術学会でBest Presentation Awardを受賞

 第8回アジア核医学技術学会が10月27日、韓国のブンダンソウル大学病院で開かれ、保健学研究科保健学専攻診療放射線学分野博士前期課程1年の桶田璃緒さんがBest Presentation Awardを受賞しました。
 桶田さんの発表演題は、「Monte Carlo simulation of the effect of phantom size and structure on 99mTc SPECT quantification」(核医学画像定量化に被検体のサイズと構造が与える影響-モンテカルロシミュレーションによる検証-)です。この研究で桶田さんは、SPECT画像再構成において重要な散乱線補正法の1つ“effective scatter source estimation (ESSE)法”の問題点をコンピュータシミュレーションによって検証し、改善点を明らかにする実験結果を報告しました。SPECT画像再構成ではデータに不確定要素が多く含まれるため、理論的な補正をすることで、正確な画像のみならず臨床的に有意義な定量値を提供できます。本研究は画像再構成を行う上で大変に有意義な結果が示されました。

 受賞について桶田さんは「表彰式で自分の名前が呼ばれ大変驚きました。指導いただいた橋本教授、そして山本教授はじめ多くの先生方から貴重なアドバイスをいただき、このような大変光栄な賞を受賞できました。まだ解明すべき部分が沢山ありますが、今回の経験を糧に今後も研究に邁進して参ります」と話しています。

表彰状を受け取る桶田璃緒さん(中央左)。発表や質疑応答は全て英語で行われました。

表彰状を受け取る桶田璃緒さん(中央左)。発表や質疑応答は全て英語で行われました。

2018.11.9