本学医学部放射線医学教室の立石秀勝助教が、11月25日から30日に開催された第104回北米放射線学会(RSNA)で「Certificate of Merit」を受賞しました。
RSNAは、136カ国54,000人以上の会員が参加する世界最大規模の学会で、毎年この時期にアメリカ イリノイ州シカゴのマコーミックプレイスで開催されます。
今年のテーマは 「Tomorrow's Radiology Today」で、放射線医学の最先端の知識と技術を中心とした演題発表や650社以上の企業による画像診断領域の機器展示が行われました。
立石助教の発表演題は、「Clinical applications of dynamic density optimization in body digital angiography: what the radiologist needs to know」 です。デジタル血管造影におけるダイナミック濃度最適化処理の臨床応用について、従来は末梢閉塞性動脈疾患の画像下治療に利用されていた技術を体幹部にも応用した新たな手法について、発表を行いました。
今回の発表で、従来法と比較し患者および術者、両者の被ばくを低減でき、様々なメリットをもたらす本法の認知度が向上し、多くの施設での有効活用につながればと考えています。
ご指導頂きました黒木一典保健学部兼担教授、横山健一教授、スライド作成でご尽力頂きました苅安俊哉助教、画像作成や基礎研究でご協力頂きました岩本敏彦技師、湯田紗織技師、その他の教室員の皆様に心より感謝申し上げます。