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平成31年4月入学式 1,387名の新入生が大学に

 杏林大学の平成31年4月入学式が、4月7日(日)、三鷹キャンパスの松田記念館で行われました。
 今年度の新入生は医学部117名、保健学部707名、総合政策学部251名、外国語学部260名、編入・転入学18名、医学研究科10名、保健学研究科16名、国際協力研究科8名のあわせて1,387名です。
 快晴に恵まれた中、新入生達はこれから始まる新しい大学生活への希望と期待を胸に晴れやかな笑顔で入学式に臨みました。
 式では、はじめに保健学部の神谷茂学部長が学事報告をし、続いて大瀧純一学長が式辞に立ちました。このなかで大瀧学長は、お祝いと歓迎の意を表したあと、「建学の精神の『眞・善・美の探究』とは、自ら進んで学び、他人を思い遣る心を持ち、人のために尽くす優れた風格のある人間に成長してほしいと言うことです。これを大切にした上で、時代の変化に積極的に対応し、倫理観を持って新しいことに意欲的に取り組んでください。
 また、杏林大学では教育理念として自然科学、社会科学、人文科学の連携を掲げており、こうしたヨコのつながりも大切にして、お互いに切磋琢磨してください」と励ましの言葉を贈りました。
 続いて松田博青学園長・理事長が式辞を述べ、「私どもは、皆さんと一緒に学問をしたいと思っています。先人が苦心して積み重ねてきた論文、業績、技術等を学び、可能であればそこに新しい1ページを加えていきたいと思っています。将来、皆さんが活躍する社会は、今の時期は皆さんに充分な時間を与えてくれています。その時間を活かし勉学に加えて、自分の中身を鍛え成長させるために、文学や芸術作品に幅広く触れたり、ボランティア活動や海外の言葉のみならず歴史や文化を学んだりと、さまざまな活動に取り組んでください。社会はこうした活動を通して、皆さんに自分の意見や考えを自分の言葉、文章で明確に表現して相手に理解してもらう、また相手の表現することを正確に理解できるようになることを求めています。皆さんがこれからの学生時代を楽しみながらも自分の成長のために有意義に過ごされることを願っています」と激励しました。
 このあと在学生を代表して医学部の渡邉大佑さんが、「杏林大学は教員と学生の距離が非常に近く、また学生同士のつながりも非常に密な大学です。授業や部活動を通して多くの人と出会い、様々な体験をする機会は大きく増えることでしょう。これらの出会いや体験は勉強と同じく大切なことです。是非これらのチャンスを逃すことなく、それぞれの大学生活を有意義なものにして下さい。」と歓迎の辞を述べました。
 これに応え新入生を代表して外国語学部の燈村紅音さんが、杏林大学の一員となる喜びと責任について述べた上で、「勉強や課外活動は勿論、大学生だから出来る事に全力を注ぎ励みます。」と宣誓しました。

大瀧純一学長

大瀧純一学長

松田博青学園長・理事長

松田博青学園長・理事長

池上彰氏

池上彰氏

 このあとジャーナリストで東京工業大学特命教授の池上彰氏による記念講演行われました。池上氏は高校まではそろって文部科学省検定の教科書を使用するが、大学では教員が自由に教科書を指定できることを例に挙げ、「学問の世界では、まずは全てを疑ってみるという考え方が大事であり、受け身ではなく自分から本当だろうかと考えることが必要です。大学生というのは自ら学んで行くものであり、それを実践する場が大学です。」と学問に取り組む姿勢を説きました。また、本学の建学の精神に触れ、「学問に向かって真剣に生き、より良い人間として生きることを貫くと、それぞれの人の美しさというものが内面から出てきます。生き方が素晴らしい、立ち振る舞いに教養があり美しい人である。そういう三拍子揃った人を育てていきたいというのが杏林大学なんだと思います。眞善美、一人ひとりがどうあるべきなのかを考えてください」と講演を締め括りました。
 最後に吹奏楽部が新入生へ歓迎の意を込めて華やかなオリジナル曲「アプリコットマーチ」を演奏し、入学式は終了しました。

2019.4.10