米国イリノイ州にあるシカゴ大学教育関連施設・エバンストン病院で研究をしているトーマス・ジェファーソン大学の外科レジデント1名が、5月20日から31日まで本学医学部付属病院で臨床研修を行いました。
本学園では、エバンストン病院と医師・医学部生の相互交流を進めています。本学医学部6年生の希望者がクリニカルクラークシップ(臨床参加型実習)として、同病院が実習生を受け入れ、また医学部付属病院の外科医師を2年毎にリサーチフェローとして派遣しています。
今回は当院への受入れとして、Zachary Callahan医師が肝胆膵外科を中心に、上部消化管外科や下部消化管外科、呼吸器・甲状腺外科で手術見学やカンファレンスへ参加するなど、日本の医療について研修を行いました。
研修を修了したCallahan医師は、「杏林大学医学部付属病院では、教授をはじめ上級医師からレジデントに至るまで、高いレベルの医療を情熱を持って提供していることが素晴らしいと思います。また、肝胆膵外科の阪本良弘教授の高い技術に感銘を受けました。米国と異なり、教授を含め複数の上級医師とレジデントが共に患者の治療方針を検討し、病棟の回診を行うチーム医療のシステムが興味深く映りました」と、研修が充実したものであったことを語りました。
なお2019年度は、本学医学部生9名が同病院で実習を行い、消化器外科医1名が2年間のリサーチフェローとして派遣されています。