保健学部臨床工学科の中島章夫准教授(先端臨床工学、医療機器開発)は、6月13日から15日まで大阪国際会議場で開催された「第94回日本医療機器学会大会」で、2018年度 著述賞を受賞しました。
受賞対象の書籍は、『最新臨床検査学講座 医用工学概論』(医歯薬出版株式会社、2018年3月発行)で、杏林大学名誉教授の嶋津秀昭 元保健学部教授とまとめたものです。
本書は、1987年に出版された『医用工学概論』の改訂版です。『医用工学概論』は、医用工学や臨床工学を学ぶ者の教科書として長年使われてきました。改訂版は、図版を多く取り入れるなどして高度化・複雑化する医療機器の基礎知識をわかりやすくまとめたほか、新たに「医用電子回路」の章も加えられました。
中島准教授は、「改訂版では、教育・研究の現場で得た知見を、わかりやすくまとめました。臨床検査技師を目指す学生さんだけでなく、医療工学を学ぶ多くの学習者の助けになることを望んでいます」と話しています。