本学医学部公認の学生団体「統合医療研究部」に所属する学生11名が、7月26日(金)~28日(日)の3日間、福島県南会津町にある舘岩愛輝診療所で「へき地医療」の見学実習を行いました。
この見学実習は、舘岩愛輝診療所の山田 仁 所長が以前、杏林大学の講師を務めていたことから平成24年に開始され、今回で8回目を迎えました。
学生たちは山田所長の指導の下、診療所での外来診療を見学した他、診療所に併設された介護老人保健施設で介護の手伝いや清掃ボランティアを行いました。参加した学生は、近隣の診療所や町内唯一の県立病院へ行くのに自動車で30~40分もかかるといったへき地の医療過疎の実態に驚愕し、高齢者医療や介護の現状について理解を深めていました。
今回の実施責任者である3年生の中村 怜さんは、「我々が普段触れている都市部の環境とは全く異なる医療・介護の現場を見学し、へき地医療に従事する医師のお話を伺う機会は大変貴重だと思います。実際に現地へ出向いたからこそ、たくさんの学びを手にすることができました。この体験を今後の学習の糧にしていきたいです。最後に、今回の活動費用の一部を助成していただいた「2019年度南会津町合宿誘致推進事業」に御礼を申し上げます」と話しています。
なお、今回の活動は8月4日(日)付けの福島県の地元新聞紙 福島民報に写真付き5段の記事で紹介されました。