保健学部理学療法学科の榎本雪絵准教授が、韓国の済州島で開催された2019 Asian Society of Human Service (ASHS) Congress in JEJU(8月30日~9月1日)で「EXCELLENCE AWARD」を受賞しました。
ASHSは、医療と看護、高齢者社会におけるヘルスプロモーション、社会福祉、教育など横断的領域におけるサービスの開発や質の向上を目的に設立された学会です。
今回発表した「The effect of exercise intervention in community-dwelling older adults :A pilot study」は、地域在住高齢者を対象に実施している「健康教室」で、運動を行うことによる即時的効果と長期効果を計った研究報告です。
受賞した榎本准教授は、「諸外国と比較して急速な超高齢化社会に突入した日本で、健康寿命の延伸は、医学のみならずマクロ経済学からみても喫緊の課題です。運動介入に関する効果は、健康寿命の延伸や介護予防に貢献する要因であることが報告されているものの、まだまだエビデンスが不足しているため、今後も継続的に研究を行いエビデンスの蓄積に貢献していきたい」と思いを新たにしています。