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泌尿器科桶川教授が日本癌治療学会学術集会で6度目の優秀演題賞

 10月24日から26日に福岡市で行われた第 57回日本癌治療学会学術集会で、医学部泌尿器科学教室 桶川隆嗣教授が優秀演題賞を受賞しました。
 桶川教授の演題は「去勢抵抗性前立腺癌における末梢循環癌細胞クラスターの有用性」で、循環癌細胞クラスターの遺伝子型を検査する機器の開発(特許出願中)を行い、バイオテクノロジーに基づく患者さんの個別診断(Precision Medicine)が可能となる臨床レベルでの研究です。桶川教授は多施設共同研究を行い、多くの競争的研究費を獲得しているリキットバイオプシー分野のトップランナーの一人です。本研究に対して癌治療における最高峰で権威ある日本癌治療学会総会で第45回(2007年)、第46回(2008年)、第47回(2009年)、第49回(2011年)、第53回(2015年)そして今回6度目の受賞となりました。
 桶川教授は、「リキットバイオプシーの研究は私のライフワークであります。今回は前立腺癌の患者さんでの報告でしたが、他の癌種でも同様に効果のある薬剤の選択を可能とする検査法です。数年内にこの検査法が臨床の場で行えるよう今後も努力していきます」と抱負を語っています。

2019.11.5
医学部泌尿器科学教室

左:福原 浩教授 右:桶川教授

左:福原 浩教授 右:桶川教授