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タイ国コンケン大学薬学部の教員と学生が本学を訪問

 12月9日から12日にかけて、本学の協定校であるタイ国コンケン大学の薬学部の教員3人と大学院生等10人が、研修のために本学を訪問しました。研修のテーマは、「高齢社会における薬剤師の役割」で、高齢化先進国の日本における高齢者医療及び介護の仕組み、病院薬剤師や地域の薬剤師の業務について学習することが目的でした。大学院生等は全員がタイ国各地の病院で現役の薬剤師として勤務しています。タイも人口の高齢化が急速に進んでおり、高齢者対応は重要な政策課題となっています。
 9日は、井の頭キャンパスの国際交流プラザで、日本の高齢化の現状、医療制度の変遷、介護保険制度の仕組みと薬剤師の役割について、総合政策学部の岡村裕教授と北島が講義しました。その後、井の頭キャンパスに隣接している東京弘済園を訪問し、特別養護老人ホームや地域包括支援センターを視察しました。10日は、杏林大学医学部付属病院薬剤部の篠原高雄薬剤部長が病院の紹介と薬剤部の業務に関する講義をした後、小林庸子科長の案内で、薬剤部における業務の視察を行いました。11日は都内の薬局を見学し、12日は総合政策学部のIntroduction to Global Health Issuesという科目で、コンケン大学薬学部の先生方にタイの保健医療システムに関する講義をしていただきました。
 研修員は皆、大変熱心で、講義や視察ではたくさんの質問が出て、それぞれの現場における高齢者対策を考える上でとても良い学びとなった様です。私たちにとっても、日本の高齢者対策や保健医療サービスの提供の在り方について改めて考える良い機会となりました。
 最後となりましたが、研修員の訪問を快く受け入れていただいた東京弘済園の皆様に感謝いたします。

岡村教授の講義

岡村教授の講義

総合政策学部の講義終了後に学部生と

総合政策学部の講義終了後に学部生と

薬剤部訪問

薬剤部訪問

篠原薬剤部長と小林科長と一緒に

篠原薬剤部長と小林科長と一緒に

総合政策学部 教授 北島 勉
2019.12.13