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医学部生が外科手技に関する調査を実施、学会で発表へ

医学部の古田めぐみさん(6年)、中村怜さん(4年)、青山稔さん、大谷桃香さん、大石崇裕さん(いずれも2年)の5人は、外科手技に関する2つの調査を行いました。

一つは、皮膚縫合練習の素材の違いによる教育効果の調査です。外科手技を自主練習する同好会の参加学生20人を対象に、豚皮と人工皮膚(ポリビニルアルコール)を素材とした縫合練習の前後に手技評価を行い、練習素材の違いが評価にどう影響するかを調べました。
もう一つは、医学部臨床実習における外科手技体験実習に関する調査です。5年生94人を対象に行われ、内視鏡的手技を修練するためのFLS(Fundamental laparoscopic surgery)の体験実習を通して対象者のサーベイランス(内科・外科系志望動向)と成績を調べました。

2つの調査結果は、今年8月に開催する第120回日本外科学会定期学術集会(Web開催)で発表します。5人を代表して、中村さんが「皮膚縫合練習の素材の違いによる教育効果の調査」を、古田さんが「臨床実習における外科手技体験実習に関する調査」をそれぞれライブで発表します。

学生の指導にあたる呼吸器・甲状腺外科の田中良太准教授は、「5人の学生は、自分たちの学びの中から課題を見つけ、現在もなお調査・研究の活動を続けています。8月の学会はWeb開催となりましたが、当日は2人の学生がライブで発表し議論に参加する予定です。彼らの成果は今後の臨床実習プログラムの充実に寄与するものと確信しています」と話しています。


2020.7.8