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医学部山田昌和教授が日本角膜学会理事長に就任

 2021年3月から2年の任期で、日本角膜学会理事長を拝命しました。
 本学会は学会員1200名程度の小さな学会ですが、前身を含めますと40年以上の歴史がある学会です。角膜は眼科のなかでも臨床研究や基礎研究の盛んな分野であり、角膜上皮、内皮の再生医療やドライアイ研究などでは日本の角膜研究者が世界的にもトップを走っています。また角膜専門医には女性が多く、ダイバーシティの面でも先進的と言えそうです。
 角膜学会の伝統的な精神は「よく学びよく遊べ」であり、学会総会の懇親会では2次会3次会と夜遅くまで角膜の神秘について議論し合うのが通例です。今年は残念ながらウエブ開催でしたが、オンラインでは珍しいくらいディスカッションが盛り上がりました。こうした精神を踏まえて新しい世代にも角膜の臨床、角膜の研究の面白さを伝えていくことが学会としての大きな役目だと考えています。
 角膜学会が取り組んでいる大きな課題として、国際化と学会主導の臨床研究の推進、情報発信があります。国際化については本年4月にアジア角膜学会が日本の主催で開催されますし、学会主導の研究として角膜疾患のAI診断、水疱性角膜症のサーベイ、マイボーム腺機能不全の診療ガイドライン作りがスタートしています。
 今回、角膜学会理事長を拝命したことは個人的にも杏林大学医学部付属病院眼科(杏林アイセンター)にとっても名誉なことであり、身の引き締まる思いです。角膜学会の発展に微力ながら力を尽くすとともに杏林アイセンターでの角膜診療の充実、活性化を進めていきたいと考えています。

2021.3.15
杏林大学 医学部眼科学教室
教授 山田昌和