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日本神経病理学会で優秀学生展示賞

[左から、山田さん、小山内さん、篠﨑さん、狩野さん、島田教授]

[左から、山田さん、小山内さん、篠﨑さん、狩野さん、島田教授]

保健学部臨床検査技術学科4年の篠﨑海都さん、小山内崚人さん、狩野将輝さん、山田拓海さんが、第62回日本神経病理学会総会学術研究会で優秀学生展示賞を受賞しました。
日本神経病理学会は、臨床医・病理医・法医・獣医・基礎医学の分野の研究者が神経疾患の病態解明に向かってしのぎを削る学術団体です。学術研究会は、2021年5月27日から29日にリモートで開催され、4人は学生枠で発表を行いました。

4人が優秀学生展示賞を受賞した発表テーマは、「新生児敗血症マウスを用いた未熟脳に特有な免疫応答に関する研究」です。この研究をテーマを選んだのは、早産児が全身性炎症に罹った場合に独特な脳症を発症しやすいことに関心を持ち、全身的な炎症が脳内に炎症性微小環境をもたらす仕組みを解明したいと考えたからです。学生たちは、炎症を引き起こす生体物質の濃度を測定したり、脳細胞に生じる変化を分析したりする日々の実験から得られた成果をまとめ、発表しました。

4人を代表して篠﨑さんは、「このような栄誉ある賞を頂き、誠に光栄です。今後の研究にも精進していきたい」と話しています。
また、指導にあたった保健学部臨床検査技術学科の島田厚良教授は、「4人は病理学分野の卒業研究をしており、日ごろからチームワーク良く熱心に実験しています。組織の扱いやピペット操作などに細心の注意を払い、脳内にごく微量に含まれる生体分子を正確に測定しました。その結果に基づいて鍵を握る物質を絞り込めたことが独創的な研究につながりました。今回の受賞は彼らの研究活動の励みとなり、他の学生たちの良い刺激となることを期待します」とコメントを寄せました。

2021.6.10