本学は地元三鷹市の要請を受けて、6月16日(水)から市民の新型コロナウイルスワクチンの集団接種に協力しています。
接種会場として、今年3月に竣工した松田進勇記念アリーナを提供し、医師、看護師、薬剤師など、一日平均約20名の医療スタッフが協力しています。
実施期間は7月27日(火)までの土・日を除く30日間、65歳以上の市民を対象に1日平均1,000人、延べ3万回の接種を見込んでいます。これは、これまで市内で実施してきた集団接種の中で、最大規模となります。これにより、三鷹市では、65歳以上の2回の接種を7月末までに十分に完了できる見通しになったとしています。
初日の6月16日は、円滑な運営を図るため予約枠を500名とし、午前、午後の各予約時間に市民が訪れました。
会場では、受付・検温を行ってから医師の予診を受け、看護師からワクチン接種を受けた後、2回目の接種日の予約を行い、着席して15分ほどの経過観察が行われました。三鷹市役所職員、関連運営スタッフおよび本学職員の連携の下、市民の接種は円滑に行われていきました。
接種を受けた方からは、「これで少しはほっとしました」「思ったより早く接種できてありがたい」などの感想が聞かれました。
本学医学部付属病院のワクチンタスクフォース委員長を務める保崎 明准教授は、「新型コロナウイルス感染症の予防および重症化回避には、ワクチンが欠かせません。地域の皆さんの接種に貢献すると共に、接種が広がることで大学病院としての本来の機能を保てるように努めていきたい」と話しています。