日本乳癌学会理事長 井本教授が第29回学術総会を開催

 日本乳癌学会の第29回学術総会は、7月1日から3日間、パシフィコ横浜ノースで開催されました。新型コロナウイルス新規感染者が再び増加に転じる中、薄氷を踏む思いでありました。しかし、久しぶりの対面から会場のあちこちに笑顔が溢れて、リモートにはない人の繋がりの大切さを再認識した次第です。
総会前日の評議員・名誉会員懇親会では、千住真理子さんに300年の時を刻んだストラディバリウスを奏でていただき、緊張感のある日常から心身ともに解放されたひとときでした。

 総会は「乳癌診療の新たな展望」を主題に、「New Horizons of Breast Cancer Diagnosis and Treatment」を副題としました。3日昼時点で参加登録数(有料)4731名、PAL(Patient Advocacy Leadership)のみ登録数(無料)254名で、現地参加は950名でした。なお、8月31日までオンデマンド配信されます。総会では個々の患者に相応しい乳癌診療を提供する「新たな展望」が議論されましたが、開催形態がハイブリッドとなり、現地あるいはリモートで参加する「新たな形態」も実感しました。ただ、コロナと共存する時代での学会開催は試行錯誤の連続かと思います。
 最後に、プログラム委員会、評議員、役員、杏林大学関係者、慶應義塾大学関係者、学会事務局、総会準備室の皆様に心からの御礼と感謝の気持ちを表します。総会は一段落ですが、来年は学会創立30周年の記念式典の挙行と記念誌の発刊があります。理事長として引き続き、「国民が安心できる乳癌診療の提供」ならびに「次の10年に向けて学会の活性化」を目指します。ありがとうございました。

第29回学術総会 井本会長による講演

第29回学術総会 井本会長による講演

乳腺外科学教室ならびに学会関係者一同(前列中央 井本教授)

乳腺外科学教室ならびに学会関係者一同(前列中央 井本教授)

2021.8.5
日本乳癌学会 理事長、第29回学術総会 会長
杏林大学医学部 乳腺外科学教室
教授 井本 滋