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齊藤学内講師が「日本脳腫瘍の外科学会」会長賞受賞

中央が齊藤学内講師

中央が齊藤学内講師

医学部脳神経外科学教室の齊藤 邦昭学内講師が、2021年9月9日から10日に東京で開催された第26回日本脳腫瘍の外科学会で会長賞を受賞しました。本会は、脳腫瘍の診断・外科的治療と研究について発表、議論する学術集会で、近年大きな発展を遂げてきています。

齊藤学内講師は、「高精細画像を用いたグリオーマ摘出術前シミュレーションと術中画像支援」という演題で発表を行いました。杏林大学医学部付属病院に導入された高精細CTと高分解能MRIを用いて、グリオーマという難治性腫瘍の手術において、術前シミュレーションや術画像支援を駆使した高精度な手術を実現していることを報告しました。高精細CTと高分解能MRIは、わずか0.5mm程度の血管まで描出し、3次元シミュレーション画像を作成することが可能となり、脳機能温存と脳腫瘍の最大限の摘出に寄与しています。

受賞した齊藤学内講師は、「グリオーマ治療成績向上のために取り組んできた仕事に対して、名誉ある賞をいただき大変光栄です。脳神経外科学教室の先生方、画像撮影や再構成に多大なご協力をいただいた放射線医学教室の先生方、診療放射線技師の方々、術中画像支援において大変なご尽力をいただいた臨床工学技士の方々に感謝申し上げます。今後もよりよい手術を行えるよう、研鑽を積み重ねていきます。」とコメントしています。

2021.11.4