「Student Doctor プラタナス大賞」大賞に医学部5年の栗林史也さん

東京都医師会 尾﨑会長より表彰状を授与される栗林さん

東京都医師会 尾﨑会長より表彰状を授与される栗林さん

 東京都医師会が今年度より創設した「医学生懸賞論文 Student Doctor プラタナス大賞」の大賞に医学部医学科5年の栗林史也さんが選ばれました。表彰式は2月22日、東京都医師会館で行われ、栗林さんは尾﨑治夫会長より表彰状と副賞を授与されました。
 プラタナスは「学問の木」とされています。これにちなんで名づけられた「Student Doctor プラタナス大賞」は、医学生に「医師像、医療のあり方」を提案してもらうとともに、東京都医師会の新たな活動につなげることを目的に、都内13大学の医学部に呼びかけて実施されました。
今回の論文テーマは、「医療・医学全般に関するもの」(例:「10年後の私」、「私の考える医師会像」、「将来の医療のあり方」等)で、大賞には栗林さんを含む2名が、優秀賞には1名がそれぞれ選ばれました。

 栗林さんの論文タイトルは、自身の病院実習での経験を踏まえて論述した「医療におけるDX ―デジタルネイティブの視点から―」です。この中で栗林さんは、病院実習で最新の医療機器による医療にふれた一方、患者情報の照会やCT画像などの確認システムは改善の必要があると痛感。デジタルネイティブ世代の自分たちだからこそ感じる医療現場での疑問や課題に声をあげることが、未来の医療現場の大きな改革につながると確信しました。こうしたデジタル世代とアナログ世代の感覚の乖離を例に分かり易く論述したうえで、医療全体にDX推進が進まないことへの意見も主張しました。
栗林さんの論文は、「筆者の率直な意見を述べた次世代医療における喫緊の課題である『医療のデジタル化』に対する前向きな提言である」と高く評価されました。

 受賞にあたり、栗林さんは、「この度、このような賞をいただけて大変光栄に思います。卒後は臨床に携わると同時に、デジタル分野を推進できるような人材になれるよう、精進していきたいと思います。」と話しています。


2022.3.8