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日本脳神経外科学会で塩川教授が齋藤眞賞、山岸助教が奨励賞を同時受賞

 今年9月に横浜で開催された第81回日本脳神経外科学会学術総会で、塩川芳昭教授が日本脳神経外科学会齋藤眞賞社会賞を、山岸夢希助教が日本脳神経外科学会奨励賞を受賞しました。杏林大学医学部脳神経外科学教室で活躍している先生方が学会の栄誉ある賞を受賞したことは教室として大変誇らしく、ここに紹介します。

●齋藤眞賞
 本賞は、1948年に日本脳・神経外科研究会を発足し、その後、日本脳神経外科学会を創設した齋藤 眞博士に由来しています。齋藤博士が脳神経外科学の発展に捧げた情熱を後世の脳神経外科医に伝承して行くことを目的として、2005年に「齋藤眞賞」は設立されました。本賞は、国際賞、社会賞、学術賞、地域功労賞の4つの賞があります。塩川先生が受賞した理由は、以下の通りです。

齋藤眞賞社会賞 受賞:医学部脳神経外科学教室 主任教授、医学部付属病院 副院長 塩川芳昭

“長年日本脳神経外科学会保険診療委員会の活動に携わり、多様な業務の見える化を図ると同時に各分科会から委員を選出するなどオール脳神経外科の体制を築いた。また2018年には従来の外保連に加え内保連への加盟を達成させた。またこれら活動を論文化し、学術的価値を付加するなど、本邦の脳神経外科学の啓発に務め、特に診療面での国民社会に対する貢献度は今年度の社会賞受賞に値する。“


●脳神経外科学会奨励賞
 本賞は、脳神経外科学の発展と若手脳神経外科医の育成を目的として、1995年に創設されました。国内で行われた秀でた研究へ授与される学会奨励賞と、国外で行われたさらに優秀な研究へ授与される特別賞の2つの賞があります。山岸先生が受賞した理由は、以下の通りです。

奨励賞 受賞:医学部脳神経外科学教室 助教 山岸夢希

“悪性脳腫瘍、特に中枢神経系悪性リンパ腫(PCNSL)の非侵襲的診断方法の確立ならびに診断精度の向上のため、髄液を用いたPCNSLに特異的な遺伝子変異のデジタルPCR法を用いた液性診断の開発に尽力した。さらには神経膠腫も含めた悪性脳腫瘍の統合診断および集学的治療の研究解析にも貢献した。これらの活動は今年度の脳神経外科学会奨励賞に値する。”

今後の先生方の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

塩川教授(左)と宮本 享学会理事長

塩川教授(左)と宮本 享学会理事長

山岸助教(左)

山岸助教(左)

2022.10.17
医学部脳神経外科学教室