医学部小児科学教室 成田雅美教授を大会長に第24回日本子ども健康科学会学術大会を開催

大会長の成田雅美教授

大会長の成田雅美教授

井の頭キャンパス会場の様子

井の頭キャンパス会場の様子


 第24回日本子ども健康科学会(大会長:杏林大学医学部小児科学教室 成田雅美教授)が、11月26日(土)、27日(日)に井の頭キャンパスで開催されました。
 本学会は、子どもを取り巻く環境に関わる全ての職種が集う研究会です。小児医療関係者のみならず子どもの保健、心理、福祉、保育、教育や行政、報道関係者などがそれぞれの分野から多様な活動報告や研究発表を行います。第24回学術大会は「挑戦 ~いま私たちにできること~」を大会テーマとして、成育基本法やこども家庭庁の設置が実現した今ならではの課題について多職種で意見交換を行いました。
 26日(土)の特別講演では、日本小児科学会会長で当教室前主任教授の岡明先生より、「今日の子どもを取り巻く環境と私たちの役割」という題名で今日の新型コロナウイルス流行による生活制限、ウクライナの戦争、パキスタンの大洪水などが子どもたちに与える影響を例に、子どもの健康を多層的な側面から捉える必要性についてご講演いただきました。公務の合間を縫ってお見えになった河村孝三鷹市長からは、行政から見た子どもを取り巻く環境についての問題提起を頂きました。

 27日(日)には、「社会的共通資本」の概念を提唱した経済学者の故・宇沢弘文氏の長女で内科医でもある、占部まり氏より「子どもたちの未来のために~社会的共通資本と新しい資本主義から考える~」をテーマにお話しいただきました。その後のシンポジウム「成育基本法、こども家庭庁の時代における『日本子ども健康科学会』のあり方」では、成田教授も登壇し、ヘルスリテラシーを育てる教育を早期に実践することで国民全体の健康の向上に貢献できるのではないかと講演し、活発な議論がなされました。
 新型コロナウイルス第8波の始まりの時期でありハイブリッド開催としましたが、現地参加とオンライン参加を合わせて約150名が参加し、盛会のうちに終了しました。サポートいただいた関係者に感謝いたします。

学術大会事務局長 川口明日香(小児科学助教)
2022.12.23