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精神神経科学 大江助教が日本うつ病学会総会で奨励賞

 医学部精神神経科学教室 大江悠樹助教が、7月14日から17日にかけて大分で開催された第19回日本うつ病学会総会で「うつ病学会奨励賞」を受賞しました。
 日本うつ病学会は、国内における気分障害のガイドラインを作成するなど、我が国の気分障害研究をリードする学会です。受賞した演題は「難治性うつ状態患者における認知機能とその後の生活の質の改善度との関連」で、本学医学部付属病院精神神経科で行っている難治性うつ状態患者の検査入院(TRD検査入院)について、検査入院時の認知機能がその後の生活の質(QOL)とどのように関連するかについて検討した研究です。
 大江助教は、「今回の演題投稿や発表にあたりご指導を賜りました、渡邊教授、坪井准教授、櫻井講師をはじめ、ご支援を賜りました教室の先生方に深く感謝申し上げます。難治性うつ状態の治療において、認知機能に注目することで新たな介入の切り口を見つけることに貢献できればと考えています。今回の受賞を励みに私の心理職としての視点から、今後も研究に貢献できるよう精進してまいりたいと思います。ご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と話しています。
 当教室・診療科として今後もこの検査入院プログラムを継続するとともに、そのデータの解析をさらに進めることで、より多くの患者さんの治療に役立てられることに期待しています。

左から大江助教、渡邊教授

左から大江助教、渡邊教授

2022.12.26
杏林大学医学部精神神経科学教室