放射線医学教室 五明学内講師が北米放射線学会(RSNA) で受賞

 本学放射線医学教室 五明美穂学内講師が、2022年11月27日から12月1日に米国にて開催された第108回北米放射線学会(RSNA)でCum Laude賞を受賞しました。RSNAは毎年136カ国54,000人以上の会員が参加する世界最大規模の学会です。
今回のテーマは「Empowering Patients and Partners in Care」で、総数1454演題の教育展示の中から43演題のCum Laude(優秀演題)が選出され、その中で日本人研究者の演題は7題でした。五明先生が発表した演題は「Clinical Impact of MR Bone Imaging on Head and Neck Diseases」で 最近注目されているMR bone imagingについて、その基礎的事項と頭頸部疾患での臨床応用についてまとめたものです。
 骨は従来MRIでは描出が困難な組織でしたが、近年の技術開発によりMRIでも骨構造を明瞭に描出できるようになりました。頭頸部領域では本法を血管壁に応用することで石灰化プラークを描出でき、頸動脈では分岐部の高位診断や茎状突起との位置関係も評価することができます。従来のMRI検査に新たな診断情報を付加するだけでなく、放射線被ばくが生じないため、水晶体や甲状腺などの放射線感受性の高い組織が存在する頭頸部では特に有用であると考えられます。
 受賞を受け五明先生は「今回の受賞を通じMR bone imagingへの関心度の高さを改めて実感することができました。本法のさらなる発展につながることを期待しています。発表に際し御指導頂きました土屋一洋客員教授をはじめ、多忙な日常業務のなか誠心誠意支えてくださる付属病院の検査室スタッフや教室員の皆様に心より感謝申し上げます」と話しています。

演題

演題

賞状

賞状

2022.1.10
杏林大学医学部 放射線医学教室