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理学療法学科 石井教授が「難民を助ける会」から感謝状

保健学部理学療法学科の石井博之教授は、東日本大震災復興支援の一環として、「地域みんなで元気になろうプロジェクト」に理学療法士として参加し、この10年間で100回以上現地を訪れ、被災者の生活や健康の向上に取り組んできました。この活動に対して特定非営利活動法人「難民を助ける会」から1月20日に感謝状が贈られました。
活動の内容や今後の抱負について石井教授のコメントを紹介します。


■受賞にあたり
私は1995年の阪神淡路大震災時、青年海外協力隊員として活動をしていました。マレーシアの現地の方々の家でテレビや新聞を通じて日本の被災地の状況を知ることはできましたが、海外にいるため何もできない自分がもどかしく感じられました。

そこで私は2011年3月11日の東日本大震災直後から、青年海外協力隊経験者で有志を募り、避難所に出向いて自分たちのできることからボランティア活動を始めました。その後、国際協力という共通点から「難民を助ける会」の取り組みに合流し、現在に至っています。

現在では復興支援により現地のライフラインなどの生活基盤は整いつつありますが、震災から10年以上が経過した今も私がすべきこと、できることが多々あると感じています。私は理学療法士としてではなく、一人の「人」として、これからも岩手県と福島県の沿岸部や復興公営住宅などに訪問し、今まで築いてきた私の周りの人間関係を大切に繋げていきたいと思っています。

今回感謝状をいただく際、10年間に100回以上 現地を訪れていたことを教えていただきました。これまで被災された方々との関係が継続できたこと、そして私を受け入れ続けていただいたことに深く感動し、感謝しています。

「難民を助ける会」の方々とはこれからも国際協力など多方面で連携できればと思っています。杏林大学は地域貢献への取り組みのテーマの1つに「災害に備える街づくり」を掲げています。今後も「難民を助ける会」との更なる連携を深める中で、私自身今まで以上により良い人間関係と社会造りに私自身が貢献し成長できることを願っています。


保健学部理学療法学科 石井博之