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「昆虫はなぜ海にいないのか」橋本助教が共同研究で新仮説を発表

 杏林大学データサイエンス教育研究センター(*)橋本晃生助教は、東京都立大学大学院理学研究科 朝野維起助教等との共同研究で、「昆虫はなぜ海にいないのか」について、新仮説を発表しました。
 昆虫は100万種を超えるほどの多様性をもち、地球で最も繁栄している生物とも言われています。その昆虫は、陸上ではあらゆる環境に適応していますが、海洋環境に適応している種の数は非常に少なく、この理由について長らく議論が続いています。
 本研究は、節足動物である昆虫にとって重要な体構造である外骨格に着目し、それが硬くなるために用いられるメカニズムに関連づけ「昆虫が海にほとんどいない」理由の説明を試みています。本研究はゲノム解析技術で得られた情報を活用し、2019年、2022年に発表した昆虫の定義や繁栄に関わる最新理論をさらに発展させています。

(* 2022年度研究当時は、保健学部臨床検査技術学科 所属)

2023.4.18