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温泉ビューティ研究家・石井宏子先生による4日間の集中講義行われる
最終日は星野リゾート代表取締役社長・星野佳路氏がリモートで登場

学生の発表に講評を述べる石井宏子先生

学生の発表に講評を述べる石井宏子先生

 外国語学部観光交流文化学科では、「温泉地における国際理解と共生」(科目名「地域創造特論II」)をテーマに、8月7日から10日までの4日間、計15回分の講義を集中講義として実施し、同学科の3年生20名が受講しました。

 集中講義は、温泉療養学が専門でトラベルジャーナリストとしても活躍している石井宏子非常勤講師が担当しました。また、日替わりで草津温泉、野沢温泉、由布院温泉と教室をオンラインでつなぎ、それぞれの温泉地で観光業に関わっている人たちから温泉地の現状や地域課題などについての説明が行われました。
 学生たちは、温泉地を訪れる外国人旅行客が急増している現状や世界各国の温泉習慣などについて学んだあと、最終日には、外国人旅行客に日本の温泉の魅力を伝えることをテーマに、4つのグループに分かれてワークショップを行いました。

オンラインで学生たちに話しかける星野佳路氏

オンラインで学生たちに話しかける星野佳路氏

 そして、講義の最後には、株式会社星野リゾート代表取締役社長の星野佳路さんがオンラインで登場。コロナ禍を経た日本や世界の観光のトレンドや課題、さらに星野さんが提唱する、旅行者と地域の人が共に作り上げる新しい観光のかたち「ステークホルダーツーリズム」の考えを学生たちに熱く語りました。学生たちは星野さんが話す観光業界を取り巻く状況や最新のトピックスに興味深そうに聞き入っていました。また、星野さんから「次回は対面で話したい」という言葉をもらい、感激した表情を浮かべる学生もいました。

 集中講義を終えた学生たちからは、「旅行者に日本らしさや現地でしか味わえないことを体験してもらおうという温泉地の方々の“こだわり”が印象的でした」「発表では、温泉を楽しむためのルールやマナーについて、オリジナルキャラクターを使って漫画で紹介しました。外国人旅行者に日本での入浴法や浴衣の着方などをどのように伝えるかを考えることで、改めて日本の文化への理解が深まった」「星野さんの話から、観光の未来には関係する業界だけでなく、すべての人が関わっていることがわかりました」といった感想が聞かれました。

2023.8.21