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「日本内科学会ことはじめ2023」で学生、消化器内科医師が受賞

左から平塚先生,宍戸さん,久松教授,今井さん,堀江さん,三井先生

左から平塚先生,宍戸さん,久松教授,今井さん,堀江さん,三井先生

 第120回日本内科学会総会「医学生・研修医のことはじめ2023」が4月15日に東京国際フォーラムで開催されました。研修医のみならず学生も発表できる数少ない学会であり、ここ数年は毎年本学医学部付属病院 消化器内科から医学部生、研修医、専攻医に発表してもらっています。
 今回発表された総演題数は330、そのうち消化器は37演題でした。当科からは消化器に興味のある医学部6年生今井さん、宍戸さんと堀江さんのチーム、初期研修医 相羽先生、専攻医 得平先生の演題が採択されました。学生達は病院実習や試験勉強の合間に、研修医・専攻医は日常業務が終了してから指導医とともに論文集めやスライド作りを一から行い、議論を重ねて準備していきました。4演題とも初めてとは思えない堂々とした発表・質疑応答を行いました。
 さらに、医学部6年生の今井さん、宍戸さん、研修医の相羽先生の3演題は、優秀演題賞を受賞しました。また指導にあたった平塚先生、三井先生、神林先生は指導教官賞を受賞しました。皆様の今後の活躍を楽しみにしています。

(杏林大学医学部消化器内科学教室
助教 三浦みき)

***演題採択者***
1.医学部6年生 今井裕也さん(指導教官:三井達也先生)
演題:難治性腸炎と直腸膣瘻を来したtrisomy8陽性骨髄異形成症候群の1例

2.医学部6年生 宍戸カンナさん(代表)、堀江 宗さん(指導教官:平塚智也先生)
演題:上部消化管内視鏡所見を契機に診断された胃梅毒の1例

3.初期研修医2年目 相羽公貴先生(指導教官:神林孔明先生)
演題:著明は肝左葉の萎縮および胆管狭窄を伴った肝内結石症の1例

4.専攻医1年目 得平雅英先生(指導教官:佐藤太龍先生)
演題:ニボルマブを含む化学療法中にirAE肝炎を合併し急激な転機を辿ったEBV関連胃癌の1例

***学生の優秀演題賞 受賞コメント***
◇今井裕也さん
発表した症例は、腸炎の原因が判然とせず、治療効果が十分に得られない経過があり、trisomy8陽性骨髄異形成症候群に合併するものと判明するまでに時間を要した難しいものでした。そのため、学生である私の知識では及ばないことが多くありましたが、三浦先生や三井先生の指導をはじめ、消化器内科の先生方に多くのお力添えをいただき、学会発表を行うことができました。先生方に深謝申し上げます。今回の経験を活かし、今後も学会発表に挑戦していきたいと思いました。

◇宍戸カンナさん
関連情報の収集方法、スライドの作り方、発表の仕方など、一からご指導いただきました。学会発表は初めてで右も左も分からず、作成過程で思い悩むこともありましたが、平塚先生を始めとする消化器内科の先生方、共同発表者の堀江さんと様々な意見を交換しながら、より良いものを作り上げることができました。当日は先生方からご質問などもいただき、緊張もしましたが応答することができて、自分の視野も広がりました。

◇堀江 宗さん
私は宍戸さんの共同演者としてスライド作成を中心に準備しました。聞き手にどのようにこちらのメッセージを伝えるべきかを深く考え、できるだけわかりやすく、興味を引くような表現を心掛けました。今回は平塚先生をはじめとする多くの先生方の助言のおかげで良い発表ができたので、この経験を医師になってからも学会発表などで活かせるよう、今後も励んでいきたいと思います。



2023.8.23