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JR八王子駅の防災イベントで保健学部の学生が応急手当を指導

 9月9日・10日の2日間、JR八王子駅構内で行われた防災イベントに救急救命クラブ(KELC)に所属する学生21人が参加し、駅の利用者や地域の方々に心肺蘇生やAEDの使用方法などを指導しました。
 この防災イベントは、関東大震災発生から100年の節目の年に当たり、防災意識を高めるため、JR東日本八王子支社と大学コンソーシアム八王子加盟大学が実施したものです。
 学生たちが担当した救急救命ワークショップは、災害時に自分の命と大切な人の命を守るための行動を身に付けてもらおうと「学生と学ぶ、命のそなえ」をテーマに行われました。学生は感染防止対策を図ったうえで、心肺蘇生訓練人形を使った胸骨圧迫のやり方やAED の使い方を実演。そのあと参加者に心肺蘇生訓練人形を使用した胸骨圧迫などの応急手当を体験してもらいました。イベントには2日間で約170人が参加しました。
 学生たちは、ポケットティッシュ用「応急手当の紹介映像QRコード入りチラシ」を独自に作成し、JR八王子駅の職員とともに、駅の利用者やイベントの参加者に配って応急手当の大切さを訴えました。

 地元ケーブルテレビの取材を受けたKELC部長の前田紗矢香さん(保健学部救急救命学科3年)は「このイベントで、一人でも多くの方に応急手当を身につけてもらいたいです。そしていざという時、勇気をもって行動してもらえたら嬉しいです」と答えていました。
 部の顧問で救急救命学科の宮野收特任教授は、「地域に向けた救急時の応急手当の普及がKELCの活動の一つですが、コロナ禍の影響でそうした活動ができずにいました。今回のイベントは、4年生にとっては初めての学外活動でしたが、応急手当普及員講習を終えたばかりの1年生らとともに、地域貢献に結びつく有意義な体験になりました」と話しています。


2023.9.12