11月18日に武蔵野総合体育館で開催されたボッチャ大学選手権東日本大会で、本学の学生チームが準優勝しました。
一般社団法人日本ボッチャ協会では、パラリンピックスポーツであるボッチャを一般のスポーツとして普及させ、競技力の向上を目指すために、様々な大会を開催しています。大学選手権東日本大会は、来年3月に開催される「ボッチャ東京カップ」の予選会として行われ、今年は9校が勝敗を競いました。
本学からは、学内での予選を勝ち上がった保健学部リハビリテーション学科 理学療法学専攻3年生の石川湧己さん、2年生の戸田壮太朗さん、野村 樹さん、1年生の木脇琴音さんの4人が出場しました。準決勝では、誰もが杏林大学が不利と認めた場面で、キャプテンが見事な投球で同点からのファイナルショットを決め、決勝へと導きました。
キャプテンを務めた石川さんは、「私が以前に参加した2021年の大会で準優勝となった悔しさを胸に、いつか優勝できると信じて日々ボッチャに励んできました。今大会も準優勝という結果になりましたが、ここまで勝ち進んでこられたのは頼もしいチームメイト、応援してくれた部員の皆、ボッチャ部顧問の一場友実先生の存在があったからです。今大会を経て、失敗しても無駄ではなく挑戦する事に意味があることを改めて実感し、更にボッチャを好きになりました。そしてこのスポーツが全国へ普及するように、これからもボッチャに携わっていきたいです」と今後の抱負を語っています。
本学には理学療法学科生を中心としたボッチャ部があり、選手として競技に参加したり、日本ボッチャ協会の公認審判員の資格を取得し、障がい者スポーツ大会の運営に携わるなどの活動を行っています。また、東京パラリンピック2020のボッチャ競技では、卒業生が審判員を務めました。理学療法学科では、今後も障がい者スポーツへの理解を深め、理学療法士の視点から競技の普及や選手の支援に携わっていきます。