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地域での支えあいを広げる「ケアリンピック武蔵野2023」で 看護養護教育学専攻の教員学生が最優秀賞

 12月2日に武蔵野スイングホールで開催された武蔵野市のイベント「ケアリンピック武蔵野2023」で、本学保健学部看護学科 看護養護教育学専攻の古川美和講師 が企画し、本学教員と学生等が協力した取り組みが最優秀賞を受賞しました。
 ケアリンピックは、長年介護現場で市民の暮らしを支え続けた介護職員等が取り組みなどを紹介し、研鑽する場として年に1度開催されています。
 受賞した「むチューいきいきサロン」は、三鷹駅付近に所在する、武蔵野市中央地区商店連合会の多世代交流の場「むチュー事務所」内で、毎週土曜日に様々な企画をおこなっています。今回受賞した企画は今年3月に実施した市民向けの応急救護の体験会です。
 この体験会は、災害時に、子どもから高齢者、障がい者などを含め、誰一人取り残されない救護活動を、地域住民同士が自助共助で行えるようになることを目的として、むチュー事務所のスタッフ等と共催で実施されました。学生たちは、子育て世代も参加しやすいようにと、会場で子どもの保育を担当しました。子どもから90歳代まで幅広い年齢層の参加者23人は、捻挫時の患部の固定方法や簡易リュックサックの作り方などについて、質疑応答を交えながら熱心に学びました。
 こうした世代を越えた地域住民の自助共助を促す取り組みが評価され、ケアリンピックで最優秀賞が授与されました。武蔵野市役所の職員からは、「高齢者を含め幅広い世代の人が地域で役割を持つことができる取り組みで、とても嬉しく感じています。まちのあるべき姿が見えました」とのコメントが寄せられました。
 ボランティアを行った学生からは、「多世代との交流によって、年代や社会性に応じた対応方法を工夫しながら行うことができた」「支援学級に通学している子どももいたので、安全配慮の工夫について学ぶことができた」、「参加した活動が行政から評価されてとても嬉しい」などの感想が聞かれました。

2023.12.21