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第121回 日本内科学会総会・講演会が行われる
本学消化器内科学陣が講演・一般発表、6年生4人が演題発表

 第121回日本内科学会総会・講演会が4月12日から14日にかけて東京国際フォーラムで行われました。
 2日目の13日は、パネルディスカッション「免疫疾患の病態解明と治療フロンティア」の演者として、消化器内科学の久松理一 教授が「炎症性腸疾患の病態解明と分子標的治療のUp To Date」という内容で講演を行いました。また、同教室の森久保拓 助教が一般演題で「潰瘍性⼤腸炎診療における腸管超⾳波検査による分⼦標的治療薬の効果予測」を発表しました。

講演する久松教授

講演する久松教授

一般演題 発表する森久保助教

一般演題 発表する森久保助教



 4月13日には、「学生・研修医・専攻医の日本内科学会ことはじめ2024」が開催されました。今回は、過去最多の432演題がエントリーされ、本学からは6年生4名が参加しました。

 消化器内科学教室で指導を受けた、齋藤隆文さん(6年)は、「正中弓状靭帯圧迫症候群による前下膵十二指腸動脈瘤破裂後に十二指腸狭窄を来した一例」、亀谷早紀さん(6年)は「弾性線維性仮性黄色腫に合併した上部消化管出血に対して、内視鏡的止血により救命し得た1例」を発表しました。同教室の久松教授は、「齋藤さんも亀谷さんも発表は言うまでもなく、会場から寄せられる質問にも堂々と答え、素晴らしい内容でした。ぜひ論文化まで目指して欲しいと思います」とコメントを寄せました。

 腎臓・リウマチ膠原病内科学教室からは、芹澤 将さん(6年)が、「免疫グロブリン製剤投与後にHBs抗体・IgM-HBc抗体陽性となったMCTDの一例」を発表しました。同教室の岸本暢将准教授は、「芹澤さんは、当科助教の鮎澤信弘先生、臨床専修医の薄井晃一先生の指導を受け、堂々と発表され、最後の質問にもしっかりと答えていました。この経験を生かし杏林大学を盛り上げてもらいたいです」とエールを送りました。

 脳神経内科学教室からは、岸川桃子さん(6年)が、「COVID-19罹患を契機に発症したGalNAc-GD1a抗体陽性脱髄型ギラン・バレー症候群の一例」を発表しました。同科のクリニカルクラークシップでの担当症例について、海永光洋 助教の指導を受けながら、まとめて、発表したものです。同教室の市川弥生子教授は「COVID-19罹患後に発症した最重症のギラン・バレー症候群の方が、回復に向かうまでの全経過を丁寧にまとめ上げた貴重な報告でした。抗ガングリオシド抗体測定と電気生理検査のエキスパートが揃う当科ならではの症例発表で、質疑では専門性の高い質問が次々と寄せられました。岸川さんは、質問にも自分自身の言葉で丁寧に答えていました。今回の経験は、きっと大きな糧になると思います」とコメントを寄せています。

発表する齋藤さん

発表する齋藤さん

発表する亀谷さん

発表する亀谷さん

発表する芹澤さん

発表する芹澤さん

発表する岸川さん

発表する岸川さん

2024.4.17更新