5月27日に米国ペンシルベニア州立クツタウン大学の学生達が来日し、31日までの一週間、本学総合政策学部の学生と交流しました。この交流プログラムは、クツタウン大学の同窓生であるMichele Joel講師の提案により、語学・異文化交流を目的として実施されました。
米国東部に位置するクツタウン大学は、教員養成の専門校として1866年に創立され、現在は大学院生を含め、学生数およそ2万人が在籍する総合大学です。そのうち、ビジネスやコンピューターサイエンスなどを専攻する11人の学生がプログラムに参加しました。
クツタウン大学生は本学の教員や学生などの自宅にホームステイしながら、在学生と共に授業やアクティビティに参加しました。初日は学生の企画による歓迎会が開催され、およそ40人の参加者が折り紙や福笑い、箸などの日本文化を取り入れたゲームを楽しみながら交流を深めました。
授業は、岡村 裕教授による、日本の高齢者福祉や介護に関する講義、三浦秀之准教授による、日米中の関係を多角的に考察する講義、川村真理教授やJoel講師による、持続可能なファッションの在り方を考察する講義、小田信之教授による日本の金融政策や経済に関する講義が実施され、ディスカッションなどを行いながら在学生と学びました。
プログラムに参加したクツタウン大学生からは、「高校生の頃から関心のあった日本に来日できて嬉しい。親切にしてくれたホストファミリーや学生達といい思い出ができた」、「初めて体験する日本の文化や食事が楽しかった」などの感想が聞かれました。中心となって交流プログラムに携わった在学生は、「数人のグループに分かれて、クツタウン大学生をサポートし、都内を案内したりしました。こうした交流ができて嬉しい」と感想を述べています。
9月には本学生がクツタウン大学などを訪れ、異文化交流やエシカルビジネスを学ぶ2週間のプログラムが企画されています。参加予定の学生は、「数か月後に再会し、現地の文化などに触れられることを楽しみにしている」とコメントしています。