東京DMAT運営協議会の会長を務める本学医学部救急医学教室 山口芳裕教授(付属病院高度救命救急センター長)に、東京都から感謝状が贈呈されました。
自然災害や救急医療時に迅速な救命活動を行うことを目的に2004年に発足した東京DMAT(*1)は、当初7つであった指定病院が、現在27病院にまで広がり、隊員数は1,000人を超えました。東京都全域を組織的に網羅し、迅速に都市型災害時に医師や看護師などから編成されるDMAT隊を派遣しています。2023年度は410件出動するなど、その重要性は年々増しています。
山口教授は、東京DMAT運営協議会会長として、16年間にわたりこの組織の中枢で活動の運営・検証などに携わってきました。こうした永年の功労に対して、11月16日に開催された東京DMAT発足20周年記念行事で、東京都知事から感謝状が贈呈されました。
山口教授は「当院からは多くの隊員(*2)が、猛暑のなか、雪の降り積もるなか、昼夜を問わず活動しています。20年間にわたり私たちの活動にご理解、ご支援を賜って参りました皆さまに心より感謝申し上げます。これからも都民の安心・安全のために力を尽くして参ります」と話しています。
*1 DMATとは、災害派遣医療チーム「Disaster Medical Assistance Team」の略称
*2 杏林大学医学部付属病院は、東京DMAT発足当初から指定病院として、多摩西部地区のみならず、新潟県中越地震や東日本大震災などに医療チームを派遣し、災害・救急医療に貢献しています。