本学保健学部6学科の3,4年生を対象にした就職ガイダンスが、6月8日井の頭キャンパスで開かれ、病院など社会の第一線で活躍する卒業生が、取り組んでいる仕事の中身を紹介するともに就職活動を進めるにあたってのアドバイスを行いました。
この就職ガイダンスは、臨床検査技術学科、健康福祉学科、看護学科看護養護教育学専攻、臨床工学科、作業療法学科、それに診療放射線技術学科の6学科3、4年生を対象に、それぞれの教室に分かれて行われました。
このうち臨床検査技術学科の教室では、就職委員長を務める田中浩輔教授の挨拶に続いて、病院など社会の第一線で活躍している5名の卒業生が登壇しました。このうち平成30(2018)年の卒業生で東京慈恵会医科大学附属病院で臨床検査技師として働いている女性は、「病気を診ずして病人を診よ」という病院のモットーの下、日々取り組んでいる検査の仕事を紹介するとともに、病院で働くことで感じたこととして「責任の重さ」をあげました。そして、自らの就職活動を振り返り、就職選考で課される小論文対策として、例えば「臨床検査技師に求められること」といったテーマを設定して練習しておくこと、面接対策としては「どういう体験から何を学んだか」ということについてなるべく多くの引出しを持っておくことが大切だと訴えました。
また、平成29(2017)年の卒業生で警視庁科学捜査研究所に勤務している男性研究員は、自ら取り組んでいる血液などの資料のDNA型鑑定という仕事を紹介し、被疑者の特定等に貢献しているが、現場に残された資料が極めて少量だったり、状態が悪かったりするところに大変さがあると話しました。そして自ら経験した就職活動を踏まえ、「就職選考に落ちたとしてもあせることはない。それは自分が劣っているからではなくて、相手との相性が合わなかっただけのことだ」として、諦めないことの大切さを訴えました。
その他の学科の就職ガイダンスは、看護学科看護学専攻は5月25日に、理学療法学科は6月15日に、救急救命学科は6月21日に実施されました。
キャリアサポートセンター
2019年6月24日